Bromure Agentic Coding 5.4: OpenShell ポリシー、Squelch、Sidecar
Bromure Agentic Coding 5.4 は、各ワークスペースで NVIDIA OpenShell のポリシーを適用します。VM の中ではカーネル・セントリーが見張り、リネージがすべての接続をエージェントの推論へと結び付けます。Squelch は、モデルが読む前にコマンド出力からノイズを取り除き、エージェントが使うトークンを減らします。そして新しいコンパニオンアプリ Bromure Sidecar が、Linux VM ではできない仕事のために Mac をフリートに迎え入れます。
Bromure Agentic Coding は、各コーディングエージェントを Mac 上の専用の Linux VM で動かし、認証情報はその外に置いておきます。バージョン 5.4 では 3 つのものが加わりました。一度書けば VM の中で適用されるポリシー、エージェントが読むもののノイズの削減、そして Mac をフリートに迎え入れる方法です。
OpenShell ポリシー、カーネル・セントリー、リネージ
ワークスペースは NVIDIA OpenShell のポリシーを使えるようになりました。エージェントが触れてよいファイル、エージェントを動かすユーザー、到達してよいホストと送ってよいリクエストを記述する、オープンな YAML 形式です。Bromure は OpenShell と同じ許可・拒否の判断を下します。生成した 125,666 件のケースで私たちのエンジンを NVIDIA のエンジンと照らし合わせたところ、すべてのケースで一致しました。
- 両側で適用。 Landlock、seccomp、権限の降格が、VM の中でエージェントを閉じ込めます。ネットワークのルールは HTTP のメソッドとパスの単位まで Mac 上で動くため、VM 内の root でも無効にできません。
- カーネル・セントリー。 VM 内の Bromure のカーネルモジュールが、プログラムの起動、接続、権限の変更、拒否されたすべてのファイルアクセスとシステムコールを記録し、Mac へ送り続けます。何かがそれを黙らせようとすれば改ざんとみなされ、Bromure はワークスペースのネットワークを遮断して一時停止できます。
- リネージ。 すべての接続を、それを開いたプロセスをたどって、エージェントのツール呼び出しと、その呼び出しについてモデルが述べた推論まで遡ります。パッケージのインストールスクリプトが外部と通信したときには、それがどのインストールから来たのか、なぜエージェントがそれを実行したのかがわかります。
この機能はデフォルトでオフです。ワークスペースごとに、設定 ▸ サンドボックスポリシー で Sandbox engine を OpenShell + Sentry にしてオンにし、ポリシーを書くか、既存の OpenShell ファイルを読み込みます。
Landlock のルールセットからセントリーのハートビートまで、その仕組み →
Squelch: ノイズを減らしてトークンを節約
コーディングエージェントが読むものの大半はコマンド出力で、コマンド出力の大半はノイズです。失敗した 1 つのテストを取り囲む何百もの成功したテスト、インストールがダウンロードするパッケージごとの進捗バー、ビルドがコンパイルするファイルごとの 1 行。モデルはそれを毎ターンすべて読みます。
Squelch は、モデルが目にする前にそのノイズを取り除きます。テストランナー、パッケージのインストール、ビルド、git、ログ、検索を見分け、エージェントが行動のよりどころにするもの(エラー、失敗、警告、要約)を残します。エラーや失敗に触れている行は決して省かれません。cat、git diff、curl のように、エージェントがもの自体として読む出力には決して手を加えません。
- VM に何もインストールせずに、すべてのエージェントで動作します。Bromure のプロキシが、モデルへ向かう途中のコマンド結果を切り詰めるからです。Sidecar の Mac のエージェントはプロバイダーと直接通信するため、そこでは Squelch は適用されません。
- 切り詰められた出力の最後には、何を省いたかを伝える注記が付きます。エージェントがすべてを必要とする場合は、先頭に
BROMURE_FULL_OUTPUT=1を付けてコマンドを実行し直します。 - 同じ出力は常に同じように切り詰められるため、モデルプロバイダーのプロンプトキャッシュはそのまま機能します。
- 各セッションのヘッダーには節約したトークン数が表示され、コマンド別と日別の内訳も確認できます。
Squelch はデフォルトでオフです。セッションのヘッダーからオンにするか、マシンごとにその設定の モデル ▸ Squelch でオンにします。Squelch は、オープンソースの Rust Token Killer である rtk に倣ったものです。発想とコマンドごとの戦略は rtk に由来し、Bromure のフィルターはプロキシ内で動くため、フックなしですべてのエージェントに届きます。
Bromure Sidecar: フリートの中の Mac
エージェントの仕事の大半は、サンドボックス化された Linux VM で行うべきものです。ただ、Xcode、iOS Simulator、コード署名など、本物の Mac が必要な仕事もあります。Bromure Sidecar は、そうした場面のための小さなメニューバーアプリです。Mac にインストールしてサインインし、あなたが参加を許可すると、Bromure Agentic Coding はその Mac を VM の隣に表示します。
- Claude Code、Codex、Grok Build、Kimi Code、Oh My Pi が Mac 上でネイティブに動き、そのセッションは Bromure のほかのすべての機能と一緒に使えます。マシンをまたいだ @メンション、スイッチボード、タスクボード、オートメーションです。
- Sidecar は常に自分から接続します。bromure.io 経由か、同じ Mac 上の Bromure Agentic Coding へ。あなたの承認なしにフリートに加わるものはありません。
- Sidecar はサンドボックスではありません。 そのエージェントは、動いているアカウントの権限そのままで動き、Bromure のゲートウェイによる保護も及びません。仕事に必要なアカウントとキーだけを置いた、専用に用意した Mac をおすすめします。
Sidecar は macOS 14 以降に対応した、無料のオープンソースソフトウェアです。Windows 版と Linux 版も準備中です。Sidecar の詳細とダウンロード →
動画で見る
2 つの新しいチュートリアルシリーズで、これらの機能の実際の動きを紹介しています。3 本のエピソードで、Claudia が OpenShell のポリシーを書き、エージェントが作業している間にそれを調整し、深夜 2 時のサプライチェーン攻撃をエージェントの推論まで遡ります。Hans は Sidecar で自分のエージェントに専用の Mac を与え、iPhone ゲームとその Linux サーバーを 1 つのフリートからリリースします。
Bromure Agentic Coding 5.4 は Apple Silicon 向けの、無料のオープンソースソフトウェアです。ダウンロードページから入手するか、できることをすべて見る →